♪星空♪
夜の海上公園に行った。
公園内には小さな遊園地がある。
照明が明るくて、ちょっとした祭り気分だ。
月も出ていて、きれいな夜空だ。
満天の星空ほどではないが、東京よりもきれいだ。

夜の遊園地

ケンちゃんが少年の頃、家には風呂がなく、よく近くの銭湯に行った。
銭湯の帰り道、歩きながら、姉と口げんかしたことを覚えている。

「月が僕について来る」
「違う、私について来る」
「ぜったい僕や、ほら」 ・・・少年ケンちゃん走り出す・・・
「ぜったい私やって」  ・・・姉も走り出す・・・

おやじは意外にクールだった。

「どっちでもないで、月はごっつい遠くにあるからや・・・」
(「どっちでもないで。おとうちゃんや!」と言わないところがおやじらしい。)

ある日、夜道でおやじに聞いたことがある。

「宇宙には果てがあんの?」

「よう知らんけど、ここまで行ったら終わりっていうのはないんちゃうか?」

おやじはやっぱり意外にクールだった。

少年ケンちゃんには「果てのない世界」がイメージできなかった。
また、果てがあるとしても果ての向こうはどうなっているのか・・・
題外話
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♪威海港の少年♪
中国では今でも時々乞食を見かける。
威海でも乞食を見かけたことがある。

威海港

威海港の近くを歩いていた時、薄汚れた少年が近づいてきた。
何か言っているがケンちゃんは無視していた。
少年はしばらくすると、手をつかんできた。
それでも無視していると、今度は足にしがみついてきた。
そのまま5メートルぐらい引きずって歩いた。
それでも離れないので、しかたなく1元渡した。
少年は1元を手にすると、逃げるように走り去っていった。

ケンちゃんは少年のころ漢字が苦手だった。
漢字のテストはいつも点数が悪かった。
ある日、先生は答案用紙を返しながら言った。

「人間は生まれてくる時はみんな同じです。頭の良い子も悪い子もいません。赤ちゃんは真っ白な状態で生まれてくるんです。頭の良い、悪いは勉強をするかどうかで決まります。漢字のテストは勉強すれば誰でも100点が取れます。」

でも、少年ケンちゃんは納得できなかった。

「そうやったら、勉強をするかしないかはどうやって決まるんや?」
「生まれてくる時にみんな同じやったら、みんな同じように勉強するはずやし、そうすればみんな同じ点数になるはずや。」

少年ケンちゃんは、そう言いたかったが言えなかった。
先生は若い女の先生で、少年ケンちゃんは先生が好きだったのだ。

それから、少年ケンちゃんには新たな疑問が生まれてきた。

「乞食はなんで乞食になるんやろう?」
「生まれてきた時に同じやったら、いつから乞食になるんやろう?」

ケンちゃんは大人になった今でも、漢字が苦手です。
(パソコンのある時代に生まれて良かった・・・)



題外話
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♪唄を唄う男♪
ケンちゃんはいつものように自転車を押しながら市場を歩いていた。

市場

どこからか、大きな唄声が聞こえる・・・
唄声はだんだん近づいてくる・・・

よく見ると、男が台車を押している。
台車には大きなスピーカとアンプが積まれている。
男は片足を引きずっている。
脇に杖を挟み、その手にマイクを握っている。
もう一方の手で台車を押している。
そして男は、うなるように唄っている。

何の唄だかさっぱりわからない。だが、なぜかに響く。

男は何の唄を唄っているのだろうか?
この男にはどんな人生があったのだろうか?
そして、この男はどうなるのだろうか?

ケンちゃんはずいぶん前にインドネシアに住んでいたことがある。
インドネシアのカラオケで、ある少女に出会った。
少女はいつも陽気だったが、ある時、真面目な顔でケンちゃんに聞いた。

「人は何のために生きる?」

ケンちゃんは答えた。

「生きるため」

少女は笑いながら

「そうだけど・・・」

彼女はそう言った後、少し何かを考えているようだった。
詳しいことは忘れたが、彼女はボルネオ島出身で、家庭にはあまり恵まれていなかったと記憶している。

「生物とは生きることを目的とした物」とケンちゃんは思う。
題外話
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♪威海は涼しい♪
夏の空もうすぐ7月も終わりだ・・・なのに威海は涼しい。

ケンちゃんのマンションは家具付きだが、エアコンは付いていない。

最初はエアコンを買おうかとも思ったが、今のところ必要性は感じない。

たしか、大家も最初にそんなことを言っていた。

威海の緯度は日本とほとんど同じなので、気温も日本と同じぐらいと思っていたが、実際にはかなり涼しい。

今年だけが特別なのかどうかはわからないが、日本(大阪)の気温と10度ぐらい違う日も多い。


大きなセミの鳴き声を聞いていると、短い夏に急かされているようだ。
子供の頃の知識なので確かではないが、セミは4〜5年を土の中で暮らし、
成虫になると2週間ぐらいしか生きられないと記憶している。
2週間の間、子孫を残すため、せっせとエッチに励むのだろう。(これはおとなの知識です・・・)
ケンちゃんには「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン」が「した〜い、した〜い、した〜い」と聞こえてしょうがない。生きることに一生懸命なのだ。
生まれたばかりの赤ちゃんの大きな鳴き声に、生きようとする強い力を感じ、感動したことを思い出す。

ケンちゃんには生きることの意味はよくわからない。
でも、地球がこんなに美しいのは生命が宿る星だからだろう。
「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン」
題外話
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♪あの頃♪
いつからだろう・・・ケンちゃんは海が好きだ。
たぶん・・・最初は「海が好きなこと」が好きだったような気がする。

青島のビーチ

原付免許を取った頃:

ブルーの「YAMAHA チャッピー」(わかる人いるかな?)でよく海を見に行った。
恋した時、失恋した時、つらい時、うれしい時・・・
明日に夢なんかも持ってたりして・・・
そのうちに本当に海が好きになってしまったようだ。

車の免許を取った頃:

やっぱり海にはおねーちゃんだよね。
夏の間はずっと沖縄にいたりして・・・
笑顔の中に下心なんか隠してたりして・・・

留年した頃:

孤独には海とバイクと本がいい。
本の中に何かを探したりして・・・
ヘルメットに熱い気持ちを包んでたりして・・・

・・・の頃:

長くなり過ぎるので省略。

そして今・・・ケンちゃんは海になにを想うのか?
題外話
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♪鳥さんへ♪
ケンちゃんはマンションの12階に住んでいるが、出かける時はいつも階段で降りる。
(そうしないとアンちゃんに叱られるからだ・・・)
他の住民は階段にいろいろなものを置いている。
下駄箱、三輪車、ビール瓶、ダンボール箱、鳥かご・・・
いつものようにゴミを捨てるために階段を降りていた。


いつもは2羽いる鳥かごに1羽しかいない・・・
よく見ると一羽は外に出ていて
かごの中に向かって大きな声で鳴いている。
飼い主が留守のようだったので
外の鳥はかごの中に戻した。
(こらっ!噛むな!)

鳥さんへ

かごの中は狭いかもしれないけど
外の世界も大変だよ
こんど外に出る時はよく考えてから
2羽そろって出ておいで

題外話
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♪偶然♪
ケンちゃんは困難に出会った時、いまでも思い出すことがある。

あれは仮設のプレハブ校舎だったので、中学1年生の時。

なにげなく窓の外を見ていた。
すると何だか、映画のスクリーンを見ているような気分になった。
そのうち、木の葉がひらひらと舞い落ちた。
「偶然だろうか?」

ケンちゃんは心の中でストップボタンを押した。
そして、巻き戻して、もう一度再生してみた。
スクリーンの中では、やはり、木の葉がひらひらと舞い落ちた。

町で見かけた野良犬たち
(本題とは関係ありません・・・)

別の例を考えてみた。

苦手な英語のテストが始まった。
試験問題が配られる。
1問目は選択問題だ。
ケンちゃんはまったくわからない。
しかたなく、鉛筆に番号を書いて、転がした。
「3」が出た。

ここで、ストップボタンを押し、巻き戻して、再生する。

試験問題が配られる。
当然、1問目は選択問題だ。
当然ケンちゃんはわからない。
(巻き戻した時には、すべてが巻き戻る。ケンちゃんは1問目の問題を知っているわけがない。)
ここで、ケンちゃんはどうするだろうか?
ケンちゃんは鉛筆を転がすに違いない。
(その時点でのケンちゃんや周りの環境は、巻き戻す前のその時点とまったく同じだから・・)
そして、まちがいなく「3」が出る。
(ケンちゃんは同じ力で、同じ角度で鉛筆を転がすはずだから・・・)

「偶然は偶然には起こらない」これがケンちゃんの結論だった。

困難にあった時に、ケンちゃんはこの考え方に助けられたことがあった。
明日が不安で不安でどうしようもない時、
「明日はもうすでに決まっていて、必ずなんらかの結果が出て、そして必ず終わる。」

この考え方は恋愛にも使える。

アンちゃんに出会ったのは、偶然ではなく・・・
宇宙のできるずっと前から決まっていたことなんだ。
題外話
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♪零の世界♪
近所の川
最近、最高気温も0℃を下回ることが多い。

0℃と言えば、

水が氷る温度。

または、

氷が溶ける温度。


どっちやねん?


はっきりせい!


と子供の頃思った記憶がある。



数字の0はもっと不思議だ。
ある数を0で割ってはいけないのである。(コンピュータでも0割はエラーだ)

数学的には、
1 ÷ 0 = x とすると「 x を満たす数は存在しない」ということになるらしい。

ケンちゃん的には

1 ÷ 1 = 1
1 ÷ 0.1 = 10
1 ÷ 0.01 = 100


1 ÷ 0 = 無限に大きな数 ・・・になりそうな気がする。

ただし、「無限に大きな数」を表す記号は、たぶん無い。(あったらごめん・・・)
∞(無限大)は「いくらでも際限なく大きくなるという事実」を表す記号らしい。

ただし、0 ÷ 0 は特別だ。

0 ÷ 0 = x とすると「 x はどんな数でもなりたつので、不定」となるらしい。

と、いうことは

1 ÷ 0 ・・・「なんにもない」
0 ÷ 0 ・・・「なんでもある」

と、いうことか・・・

「0」の世界は不思議だ。

「0」は「なんにもない世界」と「なんでもある世界」の両方を含む世界・・・

あるいは、「なんにもない世界」と「なんでもある世界」をつなぐドア・・・

ケンちゃんは「0」に無限の拡がりを感じるのです・・・

(それだけですけど・・・)
題外話
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♪チャー!♪

うちのマンションには野良猫がたくさんいます。

餌をあげている人もいるようで、人を見ると寄ってくる野良猫もいます。

このあいだ、若いおねーさんが建物に入ろうとした時、太った野良猫が寄ってきました。

若いおねーさんは野良猫が怖いらしく、建物に入ることができないようでした。

たまたま、ケンちゃんが通りがかり、クールに野良猫を追い払ってあげました。

「チャー!」

日本ではこういう時「シー!」というのが多いと思うのですが、中国では「チュ![去(qu4)]」が多いようです。
(ケンちゃんはなぜか「チャー!」と言っていました・・・)

でも、野良猫は逃げることなく「ニャー!」と言い返してきました。
(「別に悪いことしてないニャー!」みたいに聞こえます。)

ケンちゃんは「ダメなものはダメなんだニャー・・・」と野良猫の説得を試みていました。

その隙に、若いおねーさんは流暢な日本語で「ありがとうございます」と言いいながら建物の中に入っていきました・・・
(なんで、ケンちゃんが日本人ってわかったニャー?)

(^_^;)

♪ひとくち中国語♪

观察

guan1 cha2

日本の漢字では「観察」です。意味も日本語と同じです。

発音は異なります。
中国語の音声はこちらのページ(N0.8)で聴けます。


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題外話
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♪心理♪

うちのマンションには野良犬もいます。
(以前、野良猫の話をしましたが、うちのマンションはのら天国です・・・)

今年の夏の終わり頃の話ですが、ケンちゃんとアンちゃんは口げんかをしながら、真夜中にマンションの敷地内を歩いていました。

ふと見ると1匹の汚い野良犬がしっぽを振ってこっちを見ています。

ケンちゃんとアンちゃんは野良犬を無視して歩き続けました。

野良犬は一定の距離を保ったまま付いて来ます。

ケンちゃんとアンちゃんが立ち止まると、野良犬も立ち止まります。

ケンちゃんとアンちゃんが座って話し込んでいると、野良犬も少し離れて座り込んでいます。

ケンちゃんとアンちゃんが歩き出すと、野良犬も歩き出します。

野良犬はケンちゃんアンちゃんと友達になりたかったんだと思います・・・

(ケンちゃんはいつもアンちゃんといっしょで幸せかも・・・)


♪ひとくち中国語♪

心理

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漢字も意味も日本語と同じです。

発音も似ていますね。
中国語の音声はこちらのページ(N0.16)で聴けます。


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